2022年の振り返り

個人開業、初めての12か月が終わりました!

 一昨年は3月末まで、病院職員でした。退職後、全面的に事業を始められたのが7月。去年は、当然ながら、1月から12月までの1年間の取り組みとなりました。振り返ると、あっという間の1年でした。
 「活動報告」として、定期的に更新したい気持ちとは裏腹に、気が付くと前回の投稿から1年が経ってしまいました。

成年後見人等の受任状況

 2022年は、新たに三人の方を受任させていただき、お二人の受任が終了いたしました。それぞれの方について、社会福祉協議会や支援機関担当者とチームを組み、全体でご本人の意向を確認しながら進めることができました。チームで取り組むことで、後見人等が独りよがりにならないので、とても感謝しております。
 新型コロナの影響は、面会制限などで、まだまだ残っています。コロナ禍でもできることを引き続く探っていきたいと考えています。
 成年後見の活動は、日本精神保健福祉士協会認定成年後見人ネットワーク「クローバー」が中心になっています。東京社会福祉士会権利擁護センターぱあとなあにも所属しており、受任件数は少ないですが、ぱあとなあからも受任させていただいております。

研修講師の状況

 東京都立多摩総合医療センターで開催された、多摩地域連携会議で、「認知症高齢者の意思決定支援はどうあるべきか」をテーマに亀井真紀弁護士先生と共にお話する機会をいただきました。

 市民後見人の養成では、目黒区や台東区の社会福祉協議会が主催している市民後見人養成講座で、精神障害の理解を深める視点から講義を担当させていただきました。

 専門職成年後見人等の養成や継続研修では、精神保健福祉士協会クローバーの他、東京行政書士会研修会、家庭問題情報センター(エフピック)研修会、文京区社会福祉協議会職員のスーパービジョンにもかかわらせていただきました。

 港区立障害保健福祉センターで行われた障害児・者を支援している人への研修で、「精神障害者の意思決定支援」、長野県軽井沢町の包括支援センターの職員研修にも協力させていただきました。

 大学では、東北福祉大通信制大学、早稲田大学人間科学学術院の非常勤講師の他、聖学院大学においてアセンブリーアワー講演会として、埼玉県白岡市健康福祉部の小船伊純先生と共に「ベテランソーシャルワーカーからのメッセージ」のテーマで、ソーシャルワーカーの魅力について話す機会をいただきました。「ベテラン」の文言は、経験年数だけしかないので、若干気恥ずかしかったです。

ホームソーシャルワーク・スーパービジョン

 ホームソーシャルワークは、ご希望の方とかかわらせていただきました。
 スーパービジョンでは、世田谷区の相談支援専門員アドバイザー事業のお声をかけていただき、個別スーパービジョンを1年間行わせていただきました。東京精神保健福祉士協会からご依頼による2名の方のスーパービジョンにも対応させていただきました。

社会的活動

 狛江市権利擁護小委員会兼権利擁護支援地域連携ネットワーク協議会、狛江市社会福祉協議会・あんしん狛江、目黒区社会福祉協議会「めぐろ成年後見ネットワーク」、世田谷区障害認定審査会、社会福祉法人めぐはうす等にかかわらせていただきました。
 6月から、日本精神保健福祉士協会の理事を拝命いたしました。これまで、同協会の認定成年後見ネットワーク「クローバー」副委員長を6年、委員長を8年勤めさせていただきましたが、次の世代へバトンをお渡しすることになりました。6月からは、担当理事として引き続き、クローバーにかかわらせていただきますが、協会と委員会の橋渡し役が中心になろうかと思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

この記事を書いた人

長谷川千種

昭和大学附属烏山病院の精神保健福祉士(ソーシャルワーカー)として30年メンタルヘルス領域のソーシャルワーク実践に携わりました。退院支援、受療支援、地域関係機関との連携の他、成年後見制度や日常生活自立支援事業(地域福祉権利擁護事業)等、多くの経験をさせていただきました。個人事務所で新たな歩みを始めたいと考えています。